浅田真央アイスショー「BEYOND」と八戸市美術館

9月17日土曜日、浅田真央さんのアイスショー「BEYOND」の青森公演に行ってきました。

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フラット八戸~公演前 快晴!

フラット八戸~公演後
公演タイトルの「BEYOND」がネオンサインになっていてゴージャス!

会場となったフラット八戸は2020年に開業した新しい建物で、アイスリンクと客席が近くどの席に座っても見えやすそうでした。
もちろんアイスショーには大満足!
まずは座長の浅田真央さん。噂通りの人間離れした美しさで完全に魅了されました。
水晶や宝石のような硬質のキラキラ感と氷上でのふわりとした身のこなし、心の中がシンとするような凄味さえ感じる美しい氷の精霊のようでした。

プログラムもとても充実していて、中でも大好きな「カプリース」(バンクーバーオリンピックの時のエキシビジョン)、「バラード第1番」(羽生結弦さんもショートで使用)があって嬉しかったです。

それと演技されたのは今井遥さんだと思いますが「ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジア」は曲調も相まって涙が出そうなくらいジーンとしました。
グループナンバーの「白鳥の湖」も長いプログラムでしたが特に素晴らしかったです。

浅田真央さんについては一度で良いからテレビ画面ではなく生で滑っているところを見たかったので念願がかなって感激しました。アイスショーの全国ツアーは始まったばかり。リピートを目論んでいます。

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土曜日は16時開演、東京への日帰りも可能でしたが八戸市内に一泊し、のんびりと八戸美術館と八戸城跡の公園を散歩してきました。

 

八戸市美術館 新しくて立派な建物
右下は「漆畑幸男 絵画展」のポスター

八戸市美術館はたまたまだったのかは分かりませんが無料で展示を見せていただきました。美術館主催の企画展「地をみつめる」は”八戸ゆかりの作家による、八戸市の風景が描かれた作品”とのことで、条件が絞られるためか作品点数、もう少し見たかったように思いました。でも市内にお住まいの皆さんには見たことのある眺め、景色があって話が盛り上がりそうですね。

ほかに一般企画として「漆畑幸男 絵画展」もありました。こちらは大小様々なサイズの作品が沢山あって見応えがあり、鮮やかな色彩と力強いタッチに優しいモチーフが印象的でした。

ランチには海鮮丼を食べて新幹線で東京へ。
短くてもやっぱり旅は良いですね。

 

海鮮丼 写ってませんがせんべい汁



 

「ジェイコブ・コーラー Solo Piano Concert@中目黒」に行ってきました

「ジェイコブ・コーラー Solo Piano Concert@中目黒」

 2022/4/12(火) 開演 20:00
 会場 中目黒GTプラザホール(東京都) 

 

YouTubeでストリートピアノなどの素敵な演奏をされている

ジェイコブ・コーラーさんのピアノコンサートに行ってきました。

20時スタートなので会社の仕事帰りにピッタリの時刻です。

感動が新鮮なうちにブログを書いてしまおうと思います。

 

中目黒GTプラザホールは今回初めて行きました。

小さな会場で面白い座席の配置でした。ピアノが真ん中にあって周りに客席。

まさかこんなに近くで見れるとは思っていませんでした。嬉しい誤算。

 

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ピアノを真ん中にして囲むスタイル
各ブロック4、5列くらいだったような(最大キャパは150人)

 

初めは「さくらさくら」(季節に合ってました)、「黒いオルフェ」、

「Fly me to the moon」から始まって

ビリー・ジョエルの「Just The Way You Are」、映画「ラ・ラ・ランド」の曲とか

「Isn't She Lovely 」や「銀河鉄道999」、「情熱大陸」などなど、、、

みんなが良く知っている曲をジャズアレンジで弾いて下さってとても楽しかったです。

 

「ジャズ」と言っても色々あるようで素人の私には詳しい事は判りませんが、、

複雑に音が重なり合う深い響きが聴いていてとても心地良かったです。

この響きが色んな色彩を作り出して「個性」になるのかなと思ったり。

そして軽やかなリズムと共に、圧のある太い音が鳴る場面もあり

そんな時も決してうるさくなくて、力強さを感じました。

無理した感じは一切無いんですよね、常に肩の力が抜けている感じ。

一言で言うと、、とても良かったです。

 

終演後は楽譜やCDの販売があり、ご本人がサインをしてくれるというので

私もCDを一枚購入してサインをもらいました。

良い事尽くし!

 


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いつかストリートピアノで演奏している所に遭遇してみたいです。

 

メトロポリタン美術館展(新国立美術館)

新国立美術館で開催中の「メトロポリタン美術館展」に行ってきました。

2月9日から5月30日までの開催、

こういう長期間の展示会は「行こう行こう、そのうち行こう」と思っているうちに

気が付くと終わってしまう事が多いので間に合って(?)良かったです。

 

チケットは前日までオンライン購入可、当日券は空きがあれば購入可能だそうです。

先日東京国立近代美術館で「鏑木清方展」を見た時

観覧料:一般1,800円で他の展示室も見れたのでとってもお得な感じがしました。

そのせいもあって「メトロポリタン美術館展」のみで2,100円、

そのチケットの提示で他の企画展のチケットが100円引きになるそうですが

なんだか割高な感じがしました。

公的機関でこれだと、日本の美術館の敷居が高いのは仕方がないなと思います。

 

作品は65点、サブタイトルが「西洋絵画の500年」という事で

ルネサンステンペラ画、1400~1500年代の作品から始まりましたが、

色彩のまあ綺麗な事!あまり劣化が感じられませんでした。

さすが大事に管理、保管されてきたんだと、

これだけでも博物館、美術館の意義ってありますね。

宗教画から肖像画や庶民が描かれるようになり風景画も登場、

作品自体のサイズも大きなものとなり迫力、重厚感がありました。

使っているフレームが木彫りのような装飾のせいもあるかもしれません。

図鑑やオンラインで見た事のある作品もありましたが、

やはり実物は思っていた以上に描写が精密で色彩がとにかく美しいです。

中でも特に好きになった作品4点はポストカードを購入しました!

 

*ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー /
 ヴェネツィア、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂の前廊から望む1835年頃

 --  ものすごく綺麗な作品でした。繊細で華やかで好きな作品です。


ポール・セザンヌ  / ガルダンヌ 1885–86年

 -- 全体にベージュっぽい色合いで角ばった建物群の上にザクザクっと

   水色と白で描かれた空なのか雪が残る山なのかわかりませんが

   その雰囲気がとても好きです。   

   
フィンセント・ファン・ゴッホ / 花咲く果樹園 1888年 油彩/カンヴァス

 -- 独特のカクカクした線、面を埋める線が遠目からも

  「ゴッホだ、、」と存在感がありました。


クロード・モネ / 睡蓮 1916–19年

 -- サイズが大きく(130.2×200.7cm)複雑で美しい色彩と抽象的な表現が

   なんとも言えない存在感。最後にゆったりと展示されていました。

 

こうして見ると現代に近くて風景画が好きな事がよくわかるセレクトですね。

他にも一度見てみたかったジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「女占い師」

(洋服の模様や装飾とか細かくて綺麗だった)やカラヴァッジョの「音楽家たち」

(カラヴァッジョ本人が描かれているそうですがお口ポカーンな表情が気になる)、

フランソワ・ブーシェ「ヴィーナスの化粧」(ふわふわロココ!)、

オノレ・ドーミエ「三等客車」(なぜ一部分に輪郭線?)、

エドガー・ドガ「踊り子たち、ピンクと緑」(好きな配色!)など

とても見応えのある展示でした。

 

そうそう、展示室内の順路がわかりにくかったです。

最後の部屋はどこから行くのかわからずグルグル回って

係員の人に聞こうとしていたところ

同じように迷った女性二人組も係の人に聞いていました。

 

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外の大き目の看板。これの左側にはダミアン・ハースト展の看板がありました。

 

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立派な建物。全貌は巨大過ぎて写せず。

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建物を出て出口に向かう途中。曇っていたせいで意図せずモノクロ風に、、

 

 

 

好きな曲(Alvorecer)

Alvorecer (Dona Ivone Lara e Délcio Carvalho)

「夜明け」という意味のこの曲が好きです。

 

コロナ渦になってから宅録というのでしょうか、自宅での演奏を

Youtubeにアップするミュージシャンが一気に増えましたよね。

その中で私の好きなブラジルの歌手、Anna Settonさんがアップした動画を見て

とても好きになった曲です。

さらにおすすめ動画を見ていくと沢山の人が歌っている、、、名曲の証ですね。

 

◆美女二人。目にも優しい。

Anna Setton e Verônica Ferriani - Alvorecer (Dona Ivone Lara e Délcio Carvalho)


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◆ゆったりとした歌 ALVORECER - CLARA NUNES


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◆右側の3兄弟に癒される、、全員良い人そう!

Trio Julio e Ronaldo Gonçalves- "Alvorecer" (D. Ivone Lara / Délcio Carvalho)


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◆Délcio Carvalhoご本人。美声! Alvorecer. Délcio Carvalho.


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暖かくなり桜が見ごろになりました。

土曜日は強風だったし、あっという間に散ってしまいそうなので

会社のお昼休みと帰りに近くの桜並木に行ってみました。

最近は通らなくなったけど、以前は毎日通った坂道。

この季節はこの華やかな桜並木を歩くのが好きでした。

渋谷駅から歩道橋を渡ってくると突然ぼわーんと桜が現れるんですよね。

 

歩道橋の上から(昼) いきなりぼわっと桜が現れる

 

歩道橋の上から(夜)

 

坂の上から(昼)

 

坂の上から(夜)

見上げてみる(昼)

見上げてみる(夜)

また見上げてみる(夜)

 

夜は色のついたライトアップだったので、昼間と雰囲気が全然違いますが

これもまた艶やかでいいですね。

こうなると俄然色々な桜が見たくなってくる。

没後50年 鏑木清方展(東京国立近代美術館)

SOMPO美術館で「シダネルとマルタン展」を見た後に

その足で東京国立近代美術館で開催中の「鏑木清方展」に行ってきました。

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退館後 立派な看板

 

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 鏑木 清方/かぶらき きよかた
 1878年明治11年)8月31日 - 1972年(昭和47年)3月2日)
 明治期から昭和期にかけての浮世絵師、日本画家、随筆家

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一言で言うと思っていた以上に作品が大きく大変美しいものでした。

描かれている女性の美しさもさることながら着物の柄や植物が見事で

素晴らしかったです。

サイズが大きな作品も多く、色彩も鮮やかで迫力がありました。

屏風絵は本当にすごい。

これは見に行って良かったです。

金曜、土曜は20:00まで開館しているのも助かりました。

 

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雨上がり 桜が咲いていました

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電灯と桜

 


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最後の印象派、二大巨匠 シダネルとマルタン展(SOMPO美術館)

新宿のSOMPO美術館で始まった「シダネルとマルタン展」に行ってきました。

 


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 アンリ・マルタン/Henri Jean Guillaume Martin(1860年 - 1943年)

 アンリ・ル・シダネル/Henri Le Sidaner(1862年 - 1939年)

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二人のアンリ、19世紀末から20世紀初頭のフランスの画家です。
庭や生活の景色、肖像画など身近な題材が多くとても美しい作品ばかりでした。

 

マルタンの作品は色鮮やかで明るい雰囲気、

シダネルは少し彩度を押さえた自然な感じで

二人の作品は「ああ、きれいだなー」と素直に思えました。個人所蔵の作品も多く

ラブリーな凝った額装で、大切にされてきた事がよくわかります。

シダネルの「ヴェルサイユ、月夜」という作品は特に印象に残りました。

 

以下、撮影可能な作品。

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アンリ・マルタン
ガブリエルと無花果の木(エルベクール医師邸の食堂の装飾画のための習作)
1911年 油彩 個人蔵

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アンリ・マルタン
二番草
 1910年 油彩 個人蔵

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アンリ・ル・シダネル
ジェルブロワ、テラスの食卓
1930年 油彩 個人蔵