クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ展(東京都現代美術館)

現代美術館で開催中の「クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ」に行ってきました。思っていた以上に凄かったです。

www.mot-art-museum.jp

この展覧会は当日券が少しあるそうですが、すぐに売り切れてしまうそうで基本的に日時予約制です。
会期は5月28日までですが、今見ても全て埋まっていて予約可能な日時はありません。
私が今日の予約を取った時も同じく予約可能な日が全く無い状態でしたが
何度か予約サイトをチェックしているとキャンセルがポツリポツリと出るようで、
それをササっと拾いました。(モタモタしていて先を越されたことも、、)

 

東京都現代美術館清澄白河駅から結構歩きます。

会場の入り口付近。入場の時にここで少し並びました。

 

一番最初の展示がこちら。

日本とのお付き合いは長い

日本の伝統的な模様がアクセントに。

 

マリア・グラツィア・キウリ。現在のデザイナーの作品。
ナチュラルでデリケートな色味と刺繍が素敵でした。

これもマリア・グラツィア・キウリ。本当に可愛い。

1957-1960のデザイナー、イヴ・サンローランの作品。今の時代でも全く違和感がない。

同じくイヴ・サンローラン

 

クリスチャン・ディオールの作品。「ニュールック」というのでしょうか。

歴代デザイナー毎に展示された部屋ではそれぞれの特徴が表れていて面白かったです。
マリア・グラツィア・キウリは現在のデザイナーなので感覚がマッチするのか、とても好きです。イヴ・サンローランの上品でウエストを絞り過ぎずポワンとさせる感じは今着ても全然違和感がなさそうです。
写真は省略しましたがジャンフランコ・フェレ、ジョン・ガリアーノは時代もあったのでしょうが絢爛豪華でボリューム感満載、ラフ・シモンズ、マルク・ボアンも上品で良かったです。

 

「THE DIOR BALL」というタイトルの展示。圧巻。「おぉ」と声が上がっていました。

クチュリエの部屋。針が刺さった状態で。刺繍位置はこんな風に決めているのですね。

これもクチュリエの部屋で。

「ミス・ディオールの庭」、というタイトルの部屋。刺繍がすごい

こちらも「ミス・ディオールの庭」で。夢の中みたい・・・

「ミス・ディオールの庭」のドレス。刺繍!

これまた夢のような世界が、、

フォトグラファー髙木由利子さんの作品

 

写真満載の記事になってしまいましたが、、、これは極々一部でここに全く載せていない展示室もあり、ドレスの他にディオールの香水のCM映像集や髙木由利子さんの写真撮影のインタビュー映像など、見応えのある展覧会でした。
作品数がかなり多かったので、刺繍をじっくり見たりしていると簡単に1時間は経過していました。情報量も多く作品のエネルギーも強くて物凄く疲れましたが物凄く面白かったです。

今回「しまった~」と思ったのは現地にもチラシや出品リストが無く、web上にもあまり詳しい情報が載っていないので気になる内容はメモや写真を撮っておけばよかったです。

フォトグラファーの髙木由利子さんは今回初めて知りましたがとても素敵な写真ばかりでポストカードを買ってきました。

 

帰宅後色々調べていたところ展覧会に関わったクリエイターが紹介されている動画のページがありました。あの世界観はこうやって作られたのかと、あらためて感動です。すごい展示会でした。

ps.nikkei.com