ミュージカル「おとこたち」

渋谷のパルコ劇場で今日から始まったミュージカル「おとこたち」を観てきました。

stage.parco.jp

18:30開演で途中20分間休憩、21時過ぎに終了した長いプログラムでしたが飽きずに楽しめました。
元々は演劇の作品だったようで物語自体は本来暗くて重い内容だと思いますが
ユースケ・サンタマリアさん達出演者の皆さんのキャラクター(役作りもあると思いますが)で明るくユーモアが混じった軽妙な雰囲気で進みました。

 

音楽は生演奏が入っていて一体感があって良かったです。
セリフがリズムに乗っていたり軽い感じのものが多かったですが、ビシっと歌う部分ではしっかり聴かせてくれて素敵でした。
特に大原櫻子さんの歌はとても迫力があって綺麗な声に聞き入ってしまいました。

 

今回特に関心を持ったのは、こういった舞台で同じセットを使ったまま役者さんの衣装や動き、移動の仕方、大道具の使い方やテープや布などで時間の経過や場所などを様々な方法で表現されている事がとても興味深かったです。
そのものズバリの景色を見せるのではなく、象徴的に見せることで場面がわかるって凄いですよね。
まるで抽象画を見ているような不思議な感覚で、ミュージカル作品は何度か観たことはありましたが今日初めて「舞台美術は美術なんだな」と感動しました。

 

全体的に面白かったです!