気になる作家(夢野久作)
ちょっとしたきっかけがあり、短くて著作権フリーの詩を探していたところ
「青空文庫」にたどり着きました。
「青空文庫」には著作権フリーの詩や小説などの作品がインターネット上で
収録されていて無料で閲覧することができます。
最初は詩を探していましたが童話や短編小説もいいかな、と思い
あちこち探したところ「ブンゴウサーチ」という読了時間別に検索できる
サイトがありました。文字数も載っていて探し易いサービスです。
この「ブンゴウサーチ」で「5分以内で読了する短編作品」を検索し
タイトルのイメージと書き出しの文を参考にいくつかの作品を見てみました。
さらっと読んで面白かったのが香倶土三鳥(かぐつちみどり・夢野久作の
本当に短い作品ですが、場面が目に浮かぶような描写と
ほんの少しの毒とクスっとするような結末が面白かったです。
夢野久作は明治から昭和の初め頃に活躍していた作家ですが
この時代の日本語自体がそうなのか言葉遣いがとてもきれいです。
「・・・しておいでになります。」とか「おあやまりになりました。」とか
こういう文章を読んでいたら言葉遣いもきれいになりそうです。
もちろん夢野久作の作品には庶民的な言葉遣いのものもありますが
言葉遣いがやさしくてきれいだなぁと思いました。