映画「線は、僕を描く」

これまで映画はAmazonプライムやDVDで観ることが多かったのですが久々に映画館に行って大きなスクリーンで映画を観てきました。

今年の夏頃から私は水墨画を習い始めたのですが、水墨画が題材になっている映画が公開されるという事と、この映画の水墨画を監修している小林東雲先生の本を持っているので(たった1冊ですが!)なんとなく親しみを感じた事、それから出演されている俳優陣が実際に水墨画の指導を受けたという記事を読み、是非観たい!となりました。

 

senboku-movie.jp

観てきた感想はというと、面白かったです。


江口洋介さんの役がカッコいい美味しい役回りでしたが、三浦友和さんも年季の入ったいい味を出してました。勿論主演の横浜流星さんや清原果耶さんの若くて繊細なアーティストらしさもとても良かったです。沢山出てくる水墨画の作品が素敵なのと描いている最中の筆の動かし方を観ているのも楽しかったです。


主人公が部屋中半紙に描いた作品に埋もれながら次々と描き続けているシーンでは「ああ、やっぱり枚数重ねないといけないなー」と思ったり、置いてある道具に着目したり、ストーリー以外の見どころも(私にとっては)満載でした。

 

時間をかけて修正しながら描いていく油絵や水彩画とは違って水墨画は下書き無しの一発勝負。とにかく何枚も何枚も練習をするのですが、墨の薄め方や紙の質、筆の速さによっても墨色やにじみ方が全然変わってくるので奥が深くて面白いです。
なかなか思ったようには描けないな、、と、へこみ気味でしたがやっぱり水墨画やりたい!と思えた映画でした。

 


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